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『慶應義塾大学タタミゼプロジェクト講演会』のお知らせ

日本の伝統食から日本発のマクロビオテック=食を通して健康・平安・環境・平和を30年近く模索してきましたが、さらに掘り下げ、出会った日本語=日本語脳。その探求から生まれた金谷先生との出会いは二年ほど前になります。さらに昨年の鈴木先生との出会い。テーマを追っかけていたら素晴らしいお二人に出会うことが出来ました。

日本語が世界を平和にするという共通した考えを持つお二人はお互いの存在を知り、会いたがっていました。たまたまそのお二人と個々に出会い交流。真ん中にいましたので繋げたのが本年初頭。そして鈴木先生のご配慮でカナダ在住の金谷さんが日本に一時帰国、鈴木先生に会うことに。さらに井上先生のご尽力によりそのタイミングでこの講演会が実現することとなりました。

...実は40数年前に当時東大生だった金谷先生は慶應大学に忍び込み鈴木先生にお目にかかっていたそうです。縁は異なもの味なもの、その出会いについては当日にあらためて。それにしても、縁は円でもありますね。(白澤秀樹)

テーマ「日本語と世界平和」

混迷する世界情勢のいま、英語が支配するかに見える世界において、あらためて日本語を日本人以外にも伝える意味を考える時間となれば幸いです。それぞれの世界でご高名な両先生、ひょんなことから(はたからみるとある意味必然なんですが)接触され、金谷先生の一時ご帰国を機に今回の企画が実現しました。
(井上逸兵)

<講演>
*鈴木孝夫(慶應義塾大学名誉教授)
「なぜ日本語を世界に広める必要があるのか」

*金谷武洋(言語学博士・元モントリオール大学東アジア研究所日本語科長)
「日本語を世界に発信する」

(司会・井上逸兵・慶應義塾大学文学部教授)

<鼎談>
「日本語の世界・日本語と世界」

鈴木孝夫
金谷武洋
井上逸兵(進行)

日時:2018年6月3日(日)
   14:00-17:00

場所:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html

入場無料・事前申込不要
※どなたでもご参加いただけます。
お問い合わせ先 : 20180603@fora.jp

<懇親会のお誘い>
当日講演会終了後先生方とともに懇親会を計画しております。
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場所や会費等は申込人数によりますので参加ご希望の方はまずはメールにて「懇親会参加希望」と書き、"名前とメルアド"を明記して下記まで送って下さい。

なお、準備の都合上、5月25日までに申し込んで下さい。
事前申し込みない方は当日参加できない可能性大なのでよろしくお願いいたします。
申し込み先 : 20180603@fora.jp

申し込み踏まえ、参加者に詳細を追って連絡致します。

主催 : 慶應義塾大学タタミゼ プロジェクト
共催 : 慶應言語教育研究フォーラム
協力 : TAO LAB LLC
http://taolab.com


【鈴木孝夫先生ご紹介】
御年90をすぎてなお活発に独自のタタミゼ論を展開する、言わずと知れた日本の言語社会学の代表的論客。いまもって講演会は爆笑と感嘆の渦です。ご自身は「死ぬのを忘れた老人」(笑)とおっしゃっておりますが、ぜひこの機会に。必聴ものです。

◆主要著書
ことばと文化』(岩波新書)
ことばの人間学』(新潮文庫)
ことばの社会学』(新潮文庫)
教養としての言語学』(岩波新書)
日本人はなぜ英語ができないか』(岩波新書)
閉された言語・日本語の世界』(新潮選書)※ドイツ語版も翻訳刊行
日本語と外国語』(岩波新書)
あなたは英語で戦えますか: 国際英語とは自分英語である』(冨山房インターナショナル)
日本語は国際語になりうるか 対外言語戦略論』(講談社学術文庫)
新・武器としてのことば 日本の「言語戦略」を考える』(アートデイズ)
日本語教のすすめ』(新潮新書)
日本・日本語・日本人』(新潮選書)
日本の感性が世界を変える 言語生態学的文明論』(新潮新書)
日本人はなぜ日本を愛せないのか』(新潮選書)
私は、こう考えるのだが。―言語社会学者の意見と実践』(人文書館 )
人にはどれだけの物が必要か: ミニマム生活のすすめ』(新潮文庫)

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【金谷武洋先生ご紹介】
カナダ・ケベック市のラヴァル大学へのご留学、アルジェリアで通訳としてガルガルダム建設工事プロジェクトでのご勤務、ドイツ・マールブルグ大学でのご留学、再びカナダに戻りRCI(カナダ放送協会国際局)でのご勤務などを経て、1987年よりモントリオール大学東アジア研究所で日本語をご教授。1989年より同研究所日本語科科長。現在、「リタイヤ生活を満喫しつつ」(ご自身談)文法研究・講演・執筆活動を展開されています。日本語を日本の外から見続け、発言し続けてきた貴重な論客です。

◆主要著書
主語を抹殺した男/評伝三上章』(講談社)
日本語は敬語があって主語がない--「地上の視点」の日本文化論』(光文社新書)
日本語に主語はいらない』(講談社選書メチエ)
日本語文法の謎を解く―「ある」日本語と「する」英語 』(ちくま新書)
日本語は亡びない』 (ちくま新書)
英語にも主語はなかった--日本語文法から言語千年史へ』(講談社)
日本語が世界を平和にするこれだけの理由』(飛鳥新社)

(文責・井上逸兵)

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