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LAB LETTER 本日の一冊
「おたく」という存在がいつ、生まれた?〜萌える「美少女」はいつ、現れた??の研究その一
*TAO LABより
「おたく」と「美少女」...あらたな観点から1980年代初頭に現れた、この二つの言葉、興味深く、あらためて掘り始めました。
1960年生まれの自分はその言葉が描き、また、響く、第1世代です。
先ず萌える「美少女」はいつ、現れたか??〜結論から申しますと漫画家の吾妻ひでおさんが元祖となるのではないかと思います・
『ななこSOS』 『ちびママちゃん』『スクラップ学園』 『ときめきアリス』
どうですか?
70年代から80年代にかけての吾妻作品の少女たち。
当時「萌える」という言葉、女の子に使いませんでしたが、なんだか、この言葉の響きがピッタリと、この2次元の女の子たちから感じませんか?
「性」や「エロ」ではなく「萌える」〜どうなんでしょう?私だけでしょうか??...
余談ですが、この画像の右真ん中「スクラップ学園」の女の子、この漫画は1980年から1983年、学園ギャグ漫画として『プレイコミック』(秋田書店)に連載されていましたが、このカバーに描かれている女の子「猫山美亜ちゃん」のソックスに一点集中:)注目ください。
なんとルーズソックス...女子高校生の間で流行ったのは1990年代後半。20年ほど前にそのファッションを描いていたという〜当時はルーズソックスという言葉、生まれておりません。
70年代初頭、中学生の頃は「マジソンバック」とともにソックス、「ソックタッチ」でずれないようすること、マストだったのに〜:)
吾妻さん「美少女」と「おたく」繋げるキーマンのひとりとして、オモシロ興味深いので追っかけていきますが、まずは「おたく」とは?ザックリと。
「おたく(オタクまたはヲタク)」とは、愛好者を指す呼称で、1980年代に日本のサブカルチャーから広まった言葉です。
元来の「お宅」は相手の家や家庭を指す敬称の二人称代名詞ですが、1950年代からの学生運動により、青年層を中心に、相手個人を指す敬称としても使われ始めた。「あなた」や「きみ」と比べて距離をおいた呼びかけとして、その後、若者言葉のような形で一般的に使われるようになりました。
さらに、現在使われている言葉としての「おたく」の起源は、1983年にコラムニストの中森明夫が「コミックマーケット」に集うSFや漫画・アニメなどの若いファン達がお互いを「おたく」と呼び合っていた現象を揶揄して、彼らを「おたく」として分類したことにあるといわれています。
どの時代にも道楽者や趣味人、遊び人はいましたが、この時代に現れた「おたく」という呼称は当時は同性、異性から見て程度の差はあるにしろ「キモい!」といったマイナスのイメージを現していたと思われます。
そんな「おたく」が時を経て、毎度のことながら海外からの逆輸入も踏まえ「OTAKU」となり、イメージの向上が図られたのが1990年代後半からでしょうか?
そこに至る軌跡は1990年代前半、成金ブーム自業自得のバブルがはじけ、国内では「失われた30年」と言われている時期のスタートとほぼ同じく、世界中で日本のアニメやゲーム、漫画やファッションがリスペクト、評価されはじめたことと密接に関係しています。
「経済」より「文化」、「お金」より「生き様」、その狼煙は主流からではなく、軽んじられていたサブカルから上がりました。
いつの時代も、あらたな息吹は辺境から、また、変人から生まれます。
余談
「マジソンバック」2000万個売れたそうです。へそ曲がりの私は持ちませんでしたが、当時の学生たちがほとんど買ったのではないかと推測されます。
中学生の時のガールフレンド、バスケット部のあの娘もこのバックとソックタッチ、いつも持っていました〜放課後の彼女の姿、いまだに目に焼き付いております、あぁ、、、昭和、、、青すぎた春:)