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本日の一枚

捜していた「MASKARA」、フィリピンミンダナオで見つけ、35年の時を超え〜届いたよ!JUAN DELA CRUZのニューロックな1974年アルバム


MASKARA

*TAO LABより
まずは〜この曲から...アルバムタイトル曲「MASKARA」。エキゾチック!トリッピ!!

今から35年ほど前、フリピィーナと結婚する浜松出身の心友の結婚式に出席するために、フィリピンミンダナオ島に行きました。
この時はその後、妻となる女性と共に故郷熱海の友人たち3名と〜計5名で南下したのでした。
ミンダナオ、当時、共産ゲリラがとても力を持っているエリア。滞在中、町でテロによる爆発もあったりで、なかなか、スリリングな体験もさせていただきました。

とはいえ、日常はのんびり、アイランドを満喫させてもらっていたのです。
コミュニティーの方々は日本から来た私たちを大いにもてなしてくれ、ブタの丸焼き、さらにトマト味のお肉...当時はお肉食べていたので...これら、まさしく大宴会フード、最高のおもてなし料理です。
後で知ったのですが、このトマト味のお肉、近所にいた痩せ細ったボロボロだったワンちゃんだったみたいで〜この犬を可愛いがっていた少年が泣いていた理由...わかったのでした...知らぬとはいえ、可哀想なことしちゃいました。ゴメンナサイ、、、

そんな苦い、申し訳ない体験もありましたが〜「FOOD」は「風土」、旅の醍醐味の一つです、また、当時は食に関わっていたので研究素材でもありました

さて、「フード」とともに、海外行くと必ずチェックするのがその国の音楽!
この旅でも多くの音源を手に入れました〜主にカセットでしたが。
その内の一つが今回、紹介するのが『ファン・デ・ラ・クルーズ』のこのアルバム。
初っぱなの「MASKARA」で、やっぱ、ロックが一番カッコよかった音波をいただき、愛聴していたのでした〜でも、カセット、どっか行っちゃって〜
バンド名もタイトルも忘れており、その後、ゆる〜く、捜していたのですが、とうとう、再会したという次第です。

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あらためてこのバンド調べたら〜なんと、今でも愛聴している日本が誇るニューロックバンド、『スピード・グルー&シンキ』のドラマー、ジョーイ・スミスがフィリピンに帰国し参加したグループ と知りました。
なるほど、テイスト、似てますね!
60年代から70年代初頭、アジアの英語圏、また、ラテンの影響もあるフィリピンバンドがある意味、世界各国でROCK+FUNK奏でてくれておりました。

このアルバム、ヘヴィ・サイケ・ブルース・ロックにプログレッシブ的な展開やメロディアスな展開もうかがえる傑作。
あらためて聴き、やっぱ、今でも好きですね!〜というわけで、お裾分け。

その旅で手に入れたプリミティブな伝統音楽+楽器とフォークロックミックスした方も良かったなぁ〜残念ながら名前、失念...再会できますように。

PS
その時の旅は、フィリピンで心友と別れ、5人でタイへ、そしてインドネシアと移動し...いろんなお馬鹿な:)TRIP 体験をしたのでした。

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