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本日の一枚

彼女(たち)の思い出とともに...テクノ黎明期のエレクトロニック・ミュージック!『テクノ革命』by テレックス

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*TAO LABより
テレックス(Telex)は、1978年にダン・ラックスマンがベルギーで結成した音楽ユニット。先進的かつポップな電子音楽と独特のユーモアはYMO、ダフト・パンク、ジェフ・ミルズ、モービーらに影響を与え、ハウス・ミュージックの原点のひとつ、ともいえるかと。

メンバーはマーク・ムーラン。彼は元々60年代初頭から現地シーンでジャズ・ピアニストとして活動していたベテラン。70年代にはプログレッシヴ・ジャズ・ロック・バンド「プラシーボ」を率いていた。
音響技術者兼シンセサイザー奏者のダン・ラックスマンもテレックスの前はライブラリー・ミュージック等の世界でキャリアを積んでいた人物。
もう一人がギタリストでデザイナーのミッシェル・ムアースで、彼もまたそれ以前に演奏経験があるとのことです。

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この1.stアルバムは1979年に発売〜電子音の処理、キッチュな即物性、醒めた享楽性、ミニマルでユーモア溢れる世界観、、、当時の彼女とめちゃくちゃヘビーローテーションで聴いておりました。久しぶりに時空超えたくなり、聴きなおしました。彼女も元氣で楽しく、毎日が生活観光、暮らしていてくれたら。

ジャケットも好きです〜このジャケットをTシャツにしたものとステッカーを見つけ、購入してしまいました:)


Rock Around the Clock


Moskow Disko

ちょうどこの時代、ディスコではなく、クラブの走り〜「クライマックス」懐かしいです。

「クライマックス」に初めて遊びに行った夜、美しく、妖艶な、また可憐でキュートなニューハーフのエルと出会ったのでした。この年、1979年、彼女は二十歳、オレは十九歳、気があい、その後、十数年に渡り、心友としての付き合いが始まったのです...

この雑誌にちょうど彼女は取り上げられておりました〜当時の夜の東京のぶっ飛びカッコイイ姫のひとりでした。
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松岡正剛・杉浦康平コンビを根幹とした伝説的「オブジェマガジン」、『遊』のスペシャルエディション 「ち組」1979年刊

彼女と待ち合わせると濃いお化粧でまっピンクな学生服とか、アイドル風メイクでバレリーナの格好+ウエスタンブーツとか、、、奇抜でオンリーワンのセンス、アートなワガマンマな人間性、強さと弱さ...興味深い、憎めない愛すべき存在でした。

怪しい場所〜危ない体験...今、思えば、若気の至りとなりますが:)彼女は一切の悪意なく、好奇心旺盛なオレを、誘い、もてなし、愉しませてくれたのです。
ありがとう、エル。

彼女は現在、肉体を離れております〜オレに出来ること... 「命の書」に彼女も登録してます。

エルは女性以上に可愛い可憐なカッコイイ女性でしたよ〜合掌

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