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本日の一枚

布哇と印度繋ぐ...この一枚『Hawaii to Calcutta : A Tribute to Tau Moe』

*TAO LABより
さて、個人的に母国日本を挟み、ハワイとインドは特別な場所です。
これら三つは自分のボディ+マインド+スピリットと呼応します。
日本をヤジロベイの軸とし、人生の前半はハワイを探求、そして後半はインドに〜カラダからココロに、外から内にシンカしていく「わたし」の旅は続きます:)

さて、今回お伝えするのは〜ギターの歴史の中で最も意外でミステリアスな知られざるストーリーのひとつです、ハワイとインドの音楽の共鳴。

タウ・モエは、ハワイ出身のスラック・キー・ギターの名手です。
940年代から1950年代にかけて、アメリカ本土や他の地域を巡りながらさまざまな音楽スタイルに触れ、インドの音楽にも関心を持ちました。彼の作品には、インドのリズムやメロディの要素が取り入れられ、これが彼の音楽の独自性を際立たせています。

タウ・モエの有名な作品には、以下のような曲があります。

"Hawaiian Paradise" - ハワイの美しい風景を描いた曲で、彼のスラック・キー・スタイルがよく表れています。
"My Sweet Hawaii" - 彼の愛するハワイへの思いが込められた心温まるバラードです。
"Aloha Oe" - ハワイの伝統的な別れの歌で、彼のアレンジは特に印象的です。
"Ka Uluwehi O Ke Kai" - 海の美しさと自然をテーマにした曲で、彼の豊かなメロディセンスが光ります。

すべてハワイアンの代表的な曲でもあります。
これらの作品は、タウ・モエの独自のギタースタイルと、ハワイ文化への深い愛情が感じられるものです。彼の音楽は、多くのアーティストに影響を与え、今もなお愛され続けています。

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Hawaii To Calcutta: A Tribute To Tau Moe:Debashish Bhattacharya

そんなタウ・モエに影響を受けたひとりのインド人がいます、デバシシュ・バッタチャリヤ。

インドの伝統音楽と現代音楽を融合させた著名なスライドギター奏者です。彼は、特にインドの古典音楽、特にヒンドゥスターニー音楽を基盤にした独自のスタイルで知られています。
デバシシュは、インドのスライドギター(通常は「チャルタ」と呼ばれる楽器)を駆使し、その音色は非常に豊かで表現力があります。彼はまた、アコースティック・ギターやエレクトリック・ギターを使いこなすアーティストでもあります。

ハワイとインド、時空を超え、音色を通して、二人は出会っています。

音楽スタイル:
両者ともスライドギターを用い、即興演奏やメロディの表現に優れています。タウ・モエのハワイアン・スラック・キーは、自然や感情を豊かに表現するスタイルで、デバシシュのインド音楽も同様に感情深い表現が特徴です。

文化的交流:
デバシシュは、インド音楽の枠を超えて、他の文化との融合を追求しており、タウ・モエの音楽もハワイ文化と他の音楽スタイルを結びつける役割を果たしています。彼らの音楽は、異なる文化が交わる場面を象徴しています。

インスピレーション:
デバシシュは、タウ・モエのようなアーティストから影響を受けることで、スライドギターの新しい可能性を探求しています。両者の音楽的アプローチは、異なる文化の要素を取り入れることで、シナジー生じ、より豊かな表現=音波を実現しています。


Papa Tau (A Tribute to Papa Tau Moe)


E Ku`u Morning Dew


Anandi on the Loose


Meeting by Waikiki


Kaua I Ka Huahua`i


O Ku'u Aloha No 'Oe


Aloha 'Oe

音楽の融合、共鳴、民族国籍超えますね!音楽を愛する所以です。
ハワイのスラック・キー・ギター、インドのシタール〜音霊、似てますよね。

北ではなく南インド人はポリネシアンやハワイアンのルーツのひとつではないかと思っています。
だって、サイババやアンマ、ポリネシアン、ハワイアンにも居そうな容姿してますもんね。

わたしの血はアイヌや日高見=東北人の血ですが、容姿は彼らとも共通点が〜髪の毛も天然パーマだし〜:)

おまけ

Trio Tau Moe - Aloha Oe

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クラシック・レコーディングズ 1929-1949

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