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本日の一冊

日高見国〜東北について追っかけ探求していたらこの方に辿り着き...中津 攸子さんご存じですか?

*TAO LABより
「神話」すらも変わる「シン・ワ」の時代。

「古事記」や「日本書紀」に書かれている物語を違った角度であらためて探求する時空を超えたTRIP、楽しみながら続けています。そう意識し、求め、行動すると、さまざまな情報がありがたいことに集まってきます。
わたしの場合、書籍(紙ばかりではなくデジタル)通してそのパズルの多くのパーツが届きます。現代ならネットから〜も、もちろんですが、、、
それらの情報はヒトを通して流れてきますが、実はカミガミ(「神」というより「上」と漢字なら書きたいところ)との交流=チャネリング作業でもあると思っています:)

で、最近出会った方はこの方

・中津 攸子さん
1935年、台東区浅草生まれ。東京学芸大学卒業。元国府台女子学院教諭。日本ペンクラブ会員・日本文芸家協会会員・俳人協会会員。
母とほぼ同い年、90歳になる方ですね〜まだ、お元気そうです。

「出雲」と「伊勢」の関係とともに「日高見国」と「日向国」...出会ったこの書籍たち。
まずは『消えた王国〜日高見国 知られざる東北の歴史』と出会いました。

―東北は、文化果つる「みちのく」ではない―
有史以前から存在する独立的な国として『日本書紀』や『常陸国風土記』にもその名が見られる「日高見国」。東北を中心に存在したこの国は、中央政権による侵略を幾度も跳ね返しながら豊かな社会と独自の文化を育んできた。しかし最終的に中央政権に屈し征服されたことにより、その存在は歴史の霧の中へと消え、現在ではその痕跡を辿ることさえ容易ではない。本書では、そんな歴史の向こうに消えた「日高見国」の痕跡を探し巡り、その所在地から仮名をはじめとする日本文化、奈良の大仏の黄金の謎、そして独立王国の終焉まで、さまざまな視点からその実像を明らかにする。

で、『みちのく燦々 新訂版: 消されていた東北の歴史』 
東北地方の歴史や文化に焦点を当て東北が抱える独自の歴史やその背景にあった出来事を再評価、これまであまり知られていなかった側面を明らかにしています。

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で、これからこちらもチェックしたいかと。

『詳説 蒙古襲来ー知られざる安東水軍の働きー』 
―蒙古軍の行く手を阻んだものは、いったい何だったのか―
わが国最初にして最大の国難である蒙古襲来。1274年の「文永の役」と1281年の「弘安の役」、二度にわたって蒙古からの攻撃を受けた日本だが、そこにはある大きな謎が残されている。それは、どちらの時もなぜか蒙古の軍勢がなかなか上陸せず、あまりにも長い間、海上に釘付けになっていたということである。この謎を解明するにあたっては、蒙古軍の行く手をさえぎった強力なわが国の船団がいた、としか考えられないのである。ーー本書は、蒙古襲来の際、青森県津軽の十三湊を主な根拠地とする安東水軍が蒙古の軍勢に立ち向かったという説を、多くの史実に基づき立証した一書となっている。併せて、安東水軍を知る上で重要な東北の歴史や、日高見国と大和朝廷の関係などにも切りこむ。

東北からは離れますが、先日、精神学協会 積哲夫氏より伺った日本最古(源氏物語より古い)、読み人知らずの『竹取物語』の秘密について...詳細は省きますが、かぐや姫が月に戻った日は8月15日とのこと〜なんで、この日だったのでしょうか?
とても興味深い話でした。
で、上記とともにこの話を聴いたタイミングで中津さんが書いていたこちら〜存在、届きました。

『かぐや姫という女性(ひと)──作者はなぜ『竹取物語』を描いたのか』
―昔話には、人の心を動かす何かがある―
竹の中から生まれたかぐや姫が名月の夜、月の都の人々に迎えられて昇天するという幻想的な日本最古の物語である『竹取物語』。時には「御伽噺」などと評されることもある本作だが、その物語に深く迫っていくと、竹取物語というのは歴史上の事実に立脚して物語が構成されていること、そして幻の王朝といわれていた葛城王朝の滅亡が、物語成立の背景にあることがはっきりと見えてくるのである。ーー本書では、竹取物語の中に日本の正史によって消された真実の古代秘史を垣間見る著者が、この物語の奥深くに潜むメッセージや、かぐや姫をはじめとした登場人物たちの人となり、はたまた不明とされている竹取物語の作者に至るまで、数々の謎とロマンに迫る!


個人的なことですが若くして肉体を離れた父は福島出身でした。
福島=東北はこの肉体のルーツです。
さらに母方の祖父は豊橋出身ですが、アイヌでした〜やはり東。

日本の歴史を俯瞰すると西の歴史が正当=表となっております。
が、ここにきて、もう一つの歴史、二本のもう一本の地域、東の歴史=裏に光を当てる作業、ジャッチではなく、知ること、とても大切かと〜「和」の秘密...その「道楽道」真摯に楽しみたいと思います。


PS
さて、自分がここ30年、個人的に行っていた先の大戦の慰霊〜こちらも中津さん、行っていました。

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『戦跡巡礼──戦跡で見たもの、感じたもの』
―逝く夏やB29の滑走路―
戦で逝った人々を偲ぶことは、平和な時代の永続を願うことに他ならない。未来永劫の平和のために、戦争の真実を今こそ語りたい。
本書は、自身も幼少期に戦争の悲劇を目の当たりにした著者が、戦争の傷跡が刻まれた各地を巡礼し、そこで見たもの、感じた思いを俳句とともに書き綴った一書である。戦時中に激戦のあった中国の地で、そんな修羅の時などなかったかのようにくつろぐ牛の群れ。かつて真珠湾攻撃が行われたハワイの美しい夕暮れの海を眺めながら巡らせた反戦への思い。戦死者を弔うかのような可憐なすみれの花が周囲に咲いていた、沖縄最後の激戦地とも言われる「不抜の塔」......。戦争の記憶と当時の風景に思いを馳せた、平和を願うすべての人に捧げる随筆集。

ご高齢ですが、今、会いたい、お話しを聴きたい方の一人です。

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