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現代の越境者=田名網敬一『記憶の冒険』 国立新美術館 

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*TAO LABより
近年、急速に再評価が進む日本人アーティスト、田名網敬一(1936‐) 。
先日、CLAMP展に伺いましたが、その時にこちらも開催されていることを知り、梯子させていただきました〜その昔、特に10代から20代にかけ、田名網さんの作品やアートデレクションしたマガジン等々楽しませていただいたので

ぶっ飛んだアート作品の数々〜この手、今、思うに「POP」という名の「病んだ」作品多く、若い頃ならいざ知らず、この年齢になると「どうしても!」という気力が生じないのですが、田名網さんの作品は「病気」ではなくどこかしら「無邪気」で...きっと田名網さんの日本語脳が持つある種の精神性がそれを支えているのではないかとあらためて思われました。
西洋的な悪魔と日本の妖怪の違いというか〜とても愉快な、なんだか笑っちゃう:)元氣を頂きました。

*田名網敬一
武蔵野美術大学在学中にデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、1975年には日本版月刊『PLAYBOY』の初代アートディレクターを務めるなど、雑誌や広告を主な舞台に日本のアンダーグラウンドなアートシーンを牽引してきました。その一方で、1960年代よりデザイナーとして培った方法論、技術を駆使し、現在に至るまで絵画、コラージュ、立体作品、アニメーション、実験映像、インスタレーションなど、ジャンルや既存のルールに捉われることなく精力的に制作を続け、美術史の文脈にとって重要な爪痕を残してきました。 本展は、現代的アーティスト像のロールモデルとも呼べる田名網の60年以上にわたる創作活動に、初公開の最新作を含む膨大な作品数で迫る、初の大規模回顧展です。

田名網さんは幼少期に経験した戦争の記憶とその後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られています。
武蔵野美術大学デザイン科に入学後、篠原有司男、赤瀬川原平、荒川修作らと出会い、彼らの活動に最前線で触れながら、1957年に日本宣伝美術会主催の日宣美展で特選を受賞します。在学中からデザイナーとして仕事を依頼されるようになり、卒業後は博報堂に入社。2年ほどで退職した後は画廊での展示に固執せず、1966年にはアーティストとしての出発点ともいえる作品集『田名網敬一の肖像』を出版します。アンディ・ウォーホルの美術やデザインといったひとつのメディアに限定しない制作方法に大きな刺激を受け、自らを「イメージディレクター」と名乗るようになります。その後、シルクスクリーンによるポスター、コラージュやアニメーション、イラストレーションや絵画などの作品を精力的に手掛けるようになっていきました。

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*『記憶の冒険』 
会期
2024年8月 7日(水) ~ 2024年11月11日(月)
休館日:毎週火曜日

料金
2,000円(一般)、1,400円(大学生)、1,000円(高校生)
オンラインチケット観覧券

開館時間
10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

会場
国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558東京都港区六本木7-22-2

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