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本日の一冊
未来は決まっている?決まってない??どう想われますか??? 霊峰富士=不二について
*TAO LABより
富士山〜伊豆に住んでいると毎日いろんなトコロから仰ぎ、観ることが出来ます。
毎度、思います...粋な存在、別嬪な山だなぁ〜と:)
ニホンジンのみならず海外の方も魅惑する霊峰富士=不二。
実はこの霊峰、活火山だと知ってますよね?
古記録によれば新富士火山の噴火は781年以後17回記録されています。噴火は平安時代に多く、800年から1083年までの間に12回の噴火記録があります。
また噴火の合間には平穏な期間が数百年続くこともあり、例えば1083年から1511年までは400年以上も噴火の記録がありません。また1707年の宝永大噴火以後も約300年間噴火しておらず、平穏な状態が続いています...
さて、今から25年ほど前にあるマンガが刊行されました〜それは予知マンガと呼べる内容で、当時、描かれていたことがその後、実現したので、現在から見たらそこに描かれている未来=富士山噴火がまさしくその通りになるのではないかと、一部で囁かれ、伝わっています。
昨年あたりからなんだか霊峰富士が気になり、以前、そのマンガも読んでいたので昔の自分だったらそのマンガのウケ入りで「予知」を語っていたかも知れません...さて、先日シュタイナーのが「予言」について語っていた内容をアップしました。そこの部分あらためて転載しますね。
ではここであらためてシュタイナーは「予知」について、どう考えているのか?
つまり、地震予知とか、そういうものです。
ご紹介いたします〜これについてシュタイナーは完全に下記のように「否定」しています。
予測できないということではなく、
「予測していはいけない」
として、たとえば、下のようなことも述べています。
『天地の未来』より
『人間がこのような出来事を処理しようとすると、いかに恐ろしい方法で地球全体のカルマに介入することになるか、よく考えてください。
恐ろしい形で反応が生じるでしょう。例外的に、秘儀に参入した者が地震を予知したとき、自分のため、もしくは自分に近い者たちのために、その知識を用いることはできるでしょう。
しかし、その秘儀参入者たちは事態を知りつつ没するにちがいありません。
何千年・何百万年をとおして人類のカルマのなかに存在してきたことがらは、短期間で廃しされたり、無力にされたりしないからです。
地震予知というのは、特殊な能力でそれができる人も「してはいけない」し、それをした人は、「予測できても、地震にやられる」ということになるようです。』
なるほど〜今から40年ほど前にも同じような「予知」が広まる内容の書籍が発行されておりました。
さて、今回の書籍に連なるこちらの書籍をまずはご紹介いたします。
20世紀初頭より活動し始めていた修養慈善団体「世界紅卍字会」、戦前戦後の日本の精神世界とも深い繋がりがあったこの団体に興味とご縁あり、ちょこちょこと掘っており、その流れもあって読んでいた書籍に『日本のカルマを背負った男 笹目秀和と二人の神仙』があります。2021年2月に発行されました。
何とも人によってはイヤであろう、キャッチコピーが書かれた書籍ですが、それをジャッチなく脇に置きつつ:)、ある意味、人智を超えた不可思議なこと、奇蹟があること、体験的に識っているので興味深く読ませていただきました。
その笹目さんが40年ほど前の予知本に対して『ストップ・ザ・富士大爆発〜東京大震災を防ぐ道』という書籍を出していることを知り、古本を探し、そこそこの値段でしたが:)早速、手にし、読んでみました。
発行日は1983年8月8日というのも〜数字にも意味がありそうな〜:)
「はじめのことば」題として以下の書き出しからスタートしております。
『富士山は爆発する!と予言する者がある!と聴いたのは昨年の春だった。間もなく○○氏の著書(注 著者名書かれてますが、あえてここでは書きませんでした。)を見せられて憮然たるものがあった。
大日本の象徴たる富獄!詩となり絵となり、三千年来祖先と共に親しみ且つ敬仰して来た不二の高嶺が、吹っ飛んでしまうというのだが、大自然の猛威には、人智を以ていかんともし難いと、諦めるより仕方が無いというのか...
科学万能を誇って来た学者諸士!日本ばかりではない科学者諸君!!日本の象徴が失われんとする今"この爆発を防ぐ方ここにあり"と名乗り出るの者はいないのか。
翻って神の道を説き、世道人心を安定に導く者として、今日まで病気治しをしたり、世の建て直しを豪語して、数十数百年を民衆の上に大胡座をかき、人類救済の立て看板の許に大殿堂を造営し、天下を睥睨して来た、宗教者諸君!!木の花咲耶姫が鎮まり坐す、聖なる富士は吹っ飛ぶというのに、総ては"神まかせ"として一日の平安を貪っていてよいのか。神道連の総力を結集して、富士の山頂に立て籠もり、禊祓の大行事を連日連夜、敢行しようとする者はいないのか。
富士の裾野を拝借して七百年、日蓮正宗の大本山として大石寺があるが、仏教関係では最も富土に縁が深い。全国数百万の徒を動員し、一日にして数億の資金が集まった、と豪語する創価学会の拠点でもあるこの大石寺!富士が爆発すれば一朝にして溶岩の中に埋もれる秋が来た。
個々の人間共の折伏に明け暮れるのも、平常の布教活動としてはまあ眼をつぶるとして、この非常事態の勃発に対し、何の手段ありやと問う者である。
京都あたりの護摩旅行者を指導する御仁!個人的業因縁を焚き清めることはやっても、この国難に等しい富士の爆発!大東京の震災!これ皆、個々の業因縁の結集されたものであるのだが、これを焚き清めて爆発を止めると宣言して貰いたかったが、その声を聞かれなかったことは極めて遺憶とする。
若者優先のこの頃"年寄り引込め"といわれそうなのだが、やむにやまれず躍り出たわれは炁龍子秀和と申し、東京西郊の大岳山中に隠棲する八十二翁(道数の流れを汲む道士)であるが、昨年春、富士の爆発予言を聞き、同志九名が結集して毎日、化却の無経を開始した。歳末にあたって、宇宙神のお使が賞詞を賜わって"秀和九子が、毎日間断なき誦経によって、眼に見えず潜伏している浩却(人間と日本列島がからみ合ったカルマ)を弭化(救いなくする)することができた"との仰せに勇躍し"ようし!!"それならば、富士の大爆発も東京の震災も、一年待って欲
しい、との請願文を毎朝奉誦した上で、精進結済して経を読んでいる。経の内容、爆発一年待ったの意味は、本文の中で明らかにすることにしよう...」
という調子で始まる300ページ弱のほぼ自主出版ともいえる書籍です。
内容に関しては細かくご紹介はいたしません。
で、この時のことについて『日本のカルマを背負った男 笹目秀和と二人の神仙』の最後の方に書かれた、転載いたします。
『「掃滅の劫」を防ぐもの
「そういえば、笹目先生は、先年「ストップ・ザ富士大爆発』という本を書かれましたね。皆さんでお経を唱えて、爆発を止めたという話が載っていましたが...」
河野護衛官が、ふと思い出して言った。
「あぁ、それはね、○○○○という元気象庁の方が、『危機迫る!富士山大爆発」という本を書いて、一九八三年九月に巨大台風が集中的に押し寄せ、その大量の水がマグマに達して水蒸気爆発を起こし、富士山五合目以上が吹の飛ぶという説を発表したんだ。
わしは、それなら台風の進路を変えればよいではないかと考えた。そこで小潮力間で発生した台風を南方海上に送り、本土に襲来しないようにするため、の、水をつかさどる八大竜王を祀り、蔵出を削り、同志八人を集めて「北極真経」を連日唱えた。
むろん、同時に行われた陛下の祈りや国民有志の折りもあったと思うが、おかげで富士山は爆発しなかった。われわれの運命は選び取ることからでき、変えることができるということがわかったよ」
「最近はまた、首都直下型地震とか、東南海大地地震とか、騒がれてきましたね。それを未然に防止するには、どうすればよいのでしょうか」
河野が続けて質問した。
「気象学者たちは、確率でものを言えるので、気楽な職業だね。起こらなかった場合は、確率をもちだして自己弁護すればよい。しかし、わしにとっては大問題だ。こういう大規模な災害は、人心の大いなる乱れによって起きるので、それを根本から無化していかねばならないのだ。
大地震や洪水のような大災害を未然に防出するには、「北極真経」だけでは足りない。三十六人の修方を集め、星夜兼行で『午集正経』を唱えなければならないとされている。これは、九四〇ページにわたる非常に長いお経で、六日に分割して読むとしても毎日二時間を要する。日本人が読みやすいようにルビを振った『午集正経』を作ってみたが、肝心の参加者が足りないので困っている。この大岳山まで毎日登ってくる若者が欲しいのですがね」
この「午集正経」については、日中関係に絡む重大な逸話が残されている。
それは昭和十一年七月七日のことだった。天津道院でのフーチで、『年集正経』を昼夜兼行で読論せよ」という壇訓が下った。理由は告げられなかった。ところが、意欲のある読み手が集まらず、結局ふだん読み慣れた『北極真経』でごまかしてしまった。
それからちょうど一年後の昭和十二年七月七日に日本軍と支那軍が衝突し不幸な長期戦に突入してしまったのである。あの壇訓は、日支事変を防止するために、降りてきたのであったかと関係者は気がついたが、後の祭りであった。』...
なるほど〜〜〜盲信するわけではないですが、頭ごなしに切り捨てず、「なるほど〜そういうことも起こりうるかもしれない。」とやはり自分の体験からジャッチせず、ただただ受け止めております。
で、あらためて『ストップ・ザ・富士大爆発〜東京大震災を防ぐ道』から「おわりのことば」を転載引用いたします。
『「おわりのことば」
この一書を読まれた方々に対し、願うことは「富士山は絶対に爆発するようなことはない"との善想念を持って頂きたいと思います。宇宙の一切の物は、宇宙神の想念によって生れたものです。吾々も物を造る場合、必ず先ず想念から始まり、家を造るにしても家具を造る場合でも、想念の上で型を造り設計して造成する。破壊でもそうだ。
今、○○氏の予言によって、その本を読める数十万人、伝え聞いた数百万人が「富士は爆発する"と想念するところに、その爆発を助けるということになる。それ故に、どうかおもいを改めてr富士は絶対に爆発しない"と念慮を新らたにして頂きたいと思います。
富士に道場を持つ白光真宏会は、言うまでもなく、五井昌久先聖の流れを汲む一統の祈りの場である。先聖は、真正なるわが道院の建設に意を注がれた御仁であったが、天界に召された今も尚。顕幽を駆け巡って、人類の平和実現に努力されて居らるる現われの一つとして、後継者昌美先生を始めとする敬虔な人々によって、日本の象徴たる富士に祈りの大道場を造営されて、世界平和の祈念に終始されている。この想念こそやがては日本の平和!世界全人類を平和に導き得ることは必定である、と同時に富士を安泰にする。
重ねて希うことは、気象学的に富士は爆発するとの予言に対し、日本の一億総人員は、一丸となって想念を結集し"うるわしの富士!とこしえに日本の象徴たれ"と祈って欲しいことを要望する。
私は、東京の西部郊外の大岳山(標高千二百米)の山頂近くの山荘に二十五年住居し、朝な夕な富士の霊峯を拝して、時には朝のひととき、雲霧の去来を捉えて一時間のうちに三四枚の絵(墨)をかくことがある。それ程親しみなつかしんでいる山であって、独り吾のみならず先祖伝来の堆峯霊姿である。"これを爆破させてなるものか"、と○○氏の発表以来祈り続けているが、同志九名と共に、朝食前後各二時間づつ有効な教典を奉誦しているものである。これによって"富士の爆発、暫く待った!"をかけたが、これを拡大することによって、東京の大震災も日
本沈浸も防ぎ得る確信を堅持し、天下に同愛の土を求むるために、この一書となったわけである。』
〜以下省略〜
昭和五十八年(1983年)七月十日
炁龍子秀和(きりゆうししゅうわ)
今回は転載引用で構成、長くなりました。
「宿命」「運命」...
さて、貴方は未来は決まっている?決まってない??どう想われますか???
PS
それにしても修養慈善団体「世界紅卍字会」の戦前戦後の日本とのつながり、人財+活動あらためて興味深く。
ご縁も実は結果、深く...