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本日の一本
お江戸で印度映画三昧〜『タイガー 裏切りのスパイ』+『PS-1 黄金の河』
*TAO LABより
先日、何度か所用でお江戸に上がりました。
きつきつのスケジュールではなく、途中、時間が空いていたのでなかなか地方では観れない映画を鑑賞〜ここのところ、映画大国ともいえる韓国映画(ドラマ含め)が興味深く、惹かれる作品も多いのですが、韓国映画より心情的に共鳴する〜もう一つの映画大国...インド映画です。
20世紀は映画といえばアメリカのハリウッド作品でしたが、実はインド、映画制作本数でも観客数でも世界一という映画大国です。2017年の世界全体の映画製作本数で、インドが1986本を制作しています。これは中国(874本)、アメリカ(660本)、日本(594本)を上回り、インド映画は圧倒的に制作本数が多い...断トツですね!
インドは多言語国家なので、他の国には考えられないさまざまな言語で制作されています。また、それぞれの言語圏でそれぞれのスターを輩出しています。
共通するのは上映時間が長い娯楽作品が多く、アクション、メロドラマ、コメディなど、さまざまな要素を雑多に含んでいます。また突然、映画の途中で場面ががらりと変わり、原色の豪華な衣装や大人数のダンサーによる歌と踊りといったミュージカルシーンが含まれるという〜なんとも非現実へのトリップ、映画らしい映画です。
そのような状況ですが、日本で公開される映画は増えてきてはいますが、ごく少数。また、地方ではほとんど観れないのが現状です。ネットでも観れますが、韓国に比べるとこちらも少数...。
で、今回観たのはこちらの二本。
インド映画を定期的に上映する映画館もほぼ決まっており、今回は所用との流れもあり、109シネマズ木場に通いました。
『タイガー 裏切りのスパイ』
『PS-1 黄金の河』
さて、インド映画に惹かれる個人的な理由のひとつは「音楽」です。
そしてもうひとつ、これ、決定的なのですが、必ず「聖なる存在」が描かれ、また、それを仰ぎ観るということです。
このふたつがミックスされた場面は〜もう、たまりません。
インド人の信仰心(宗教心ではないですよ)、ホント、惹かれます。
私にとってのインドはそれにつきます。
インド、、、極端なほど「聖と俗」が混沌とミックスされたところ〜でも、自分にとっては「蓮の国」...大好きな場所です。