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本日の一枚
"光の音"を追求するヴォーカメ+ポップが発するヒルデガルト・フォン・ビンゲン:声楽作品集『Inspiration』
Inspiration:VocaMe + Michael Popp
*TAO LABより
最近、「古楽」、意識的に掘っています。
もともとこの手の音楽の音色+響き=オトダマには惹かれていましたが、先日こちらアップしましたが、波動と音(ことば含む)の関係にあらためて興味生じ、その一環でもあります。
Vocame は4人の女性歌手とマルチ楽器奏者の Michael Popp で構成されているドイツのユニットです。
彼らはユニークなアンサンブルを形成し、中世ギリシア正教聖歌作者として有名な9世紀実在の人物で ビザンツの女性作曲家 Kassia による音楽の最初の録音「Byzantine Hymns of the firstfemale composer KASSIA」 をするために2008 年に結成されたそうです。
Vocameの活動の焦点の1つは、中世の女性作曲家の探求です。ユニークで、部分的には知られておらず、忘れ去られた作品が発掘発信されてます。
解釈の問題の徹底的な調査と、多様で創造的なアレンジにより、このアンサンブルの個性的で紛れもないサウンドが生まれます。
今回紹介するのは画家、音楽家、劇作家、伝記作家、神学者、説教者、言語学者、詩人、神秘主義者、幻視者、ヒーラーというさまざまの顔を持ち、中世ヨーロッパ最大の賢女とされるHildegard von Bingenの作品集です。2012年作。
ドイツの植物療法の祖といわれた彼女のこんな著作もあります〜ホリスティック医学の原点、中世医学、自然学、文化人類学の古典。
「聖ヒルデガルトの医学と自然学」
ヒルデガルトの音楽〜具体的にはなんで聴くようになったのか...記憶が定かではありませんが、確かこのアルバムかな?30年ほど前の作品「VISION」
彼女の作品を元にした音源、何枚か愛聴していました。今回、あらたにこの一枚が追加されました。よき出会いに感謝です:)
余談ですが、「VISION」はヒルデガルトの場合、「予知」ではなく「幻視」かと思います。
Vocame のコンサートでは、(教会の) 空間、光、動きがパフォーマンスの一部となり、音楽にさらなる次元が加わります。
Inspiration - Hildegard von Bingen (Trailer)
聴いて視て、観て感じて「光」浴び、浸りたいなぁ〜:)
Studium Divinitatis
Spiritus Sanctus
Aer enim
O tu illustrata