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TRIP*CLIP
再訪〜福岡時代の家+おまけ
*TAO LABより
先月の超久方振りの福岡...「うどん」「出光佐三さん」に続き、今回は目的番外編ということでこちらを〜〜〜
福岡時代、最初は福岡市唐人町、そしてその後こちらに移動...福津市宮司浜という二カ所に住んでおりました。
引っ越し歴30回弱、それぞれ記憶に残る場所多々ではありますが、こちら街中+海際とはいえ、どちらもなんとも味のある佇まいでした。
今回、再訪してみました。
*唐人町
唐人町は福岡天神から地下鉄で5分ほど西にある下町です。唐の国が存在していた頃、唐船の寄港地であったとか、遣唐使が身支度を整える街であったとかからこの町の名前が付いたと思われます。現在は埋め立てられていますが、私が住んでいた所は海に相当近い場所ではないかと推測されます。火事になったら大変な狭い路地で出来ているエリアです。
この写真の奥に、「キッカイハウス」と個人的には名付けていましたが、此処が住居でした。
ねっ?〜なんともどうしてこんなカタチなのだろうかと思う、奇妙奇天烈な佇まい。不思議な造りしてました。現在は住居ではなく、美容院になっておりました。
右側が「キッカイハウス」、左側奥には「PayPayドーム 当時はYahooドーム」が見えます。野球の時には地下鉄唐人町が最寄り駅となります。
当時は家が密集していましたが、久しぶりに訪れたら、この写真のようにチラホラと更地になってたり。
懐かしいですね〜こちらでうどんいただきました。
*宮司浜
福岡市から東に、北九州市の手前にある福津市、宮司浜はそこにある宮地嶽神社の参道を海に向かってまっすぐ進んだところにある浜です。
海際に建つ鳥居の前を左折、少し行ったところに「MAUI」というウィンドサーフィンを中心とした施設があります。そこには幾つかのレンタルルームが...そのうちの1つを借りて住んでおりました。
引っ越し歴30回弱、海に近いところに住むこと多いのですが、ずっとサンライズエリアで一度バコ〜〜〜ンと水平線にお日さまが沈むサンセットエリアに住んでみたいと思っておりました。こちら、その夢を叶えた次第でゴザイマス。夕焼け時、死んでそこに溶け込みたいとおもうほど空+海+浜の色彩ヤバかったです〜:)
↑こちら「MAUI」の文字の左端タオルが二枚掛けてありますがそちらの角部屋が当時の住まいです。
↓こちら側だと平屋右端の二枚のサッシが玄関となります。
ホント!ビーチの上に建っているんですよ!!!
目の前は玄界灘。台風の時、冬の強風の時、それはそれは迫力ありました。
そんな鉛色の空海、強風荒波のなか、カイトサーフィンかましてたスガさん(MAUI管理人)、ヤバイ方:)でしたが、お元氣なのでしょうか???
部屋にトイレも流しも無く、シャワー+トイレは軒下に、ウィンドやる方が利用する施設を使い、母屋にキッチンがありといった具合で、ほとんど小屋といった方が的確なロフト付きのワンルームでした。
が、絵画のなかに住んでいるような環境こそがこちらの価値でその価値をチョイスした次第です。
余談ですが、この「MAUI」オーナーだったイカした方(ほとんどインドネシアで生活していた元警察官の方)が亡くなり、結果、遺族の方がどなたかに売却されたようでちょうど訪ねた9月後半には取り壊しになるということでした。だからほとんどの方が撤去していました。そんなこと露知らず、このタイミングで訪ねられたこと、有り難い恩寵いただきました。
さらにもうひとつ。
宮地嶽神社の参道から海に繋がる一本道、海際建つ鳥居にはちょうど海面に浮かぶハート型した「あいのしま」(実際は相島と書きます)がすっぽりと入ります。この陸地から海に繋がる一本道は「光の道」といわれ、それはそれはまさしく輝いておりました。
ところがこの道、嵐のCMで有名になってしまい、多くの方が訪れ...また神社にこの道を写真に撮るための櫓が出来たそうで...「MAUI」に長く住んでいた方が仰っていましたが、「夕焼けの驚くような美しさがなんだか最近観れない」と...想ったのはなるほど!きっと、本来のエネルギー=光の流れが遮断され、また、人間のさまざまな欲がそれに勝っちゃったのかなぁと感じました。
残念ながら、このエリアの良さが以前より弱まってしまったような〜そういう意味ではいい時に生活観光させていただきました。
*おまけ