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本日の一本
原子力潜水艦シーバットの艦長海江田四郎が 独立国「やまと」を宣言し、世界に対峙...
『世界の軍備永久放棄!
その具体策についてあなたと話がしたい』
*TAO LAB より
その昔、70年代、敬愛する竹中労さんと連載を持っていたかわぐちかいじさんによる1988年から1996年まで連載されてい漫画...連載スタート時点ではまだ世界は二極冷戦の時代でした。
足掛け8年・全32巻という長期に渡って連載された物語ですが、劇中で実際に経過した時間はわずか2ヶ月です。
折しもその連載中にソビエト連邦の崩壊・冷戦終結など現実世界の世界情勢が劇的に変化しており、本作の設定やストーリーにも影響を及ぼしてます。
『言葉を発する時 聴衆の数を意識するほど愚かなことはない
そして 言葉の意味を正確に伝えるのは行動しかないのだ』
『戦争の時代はすでに終わった。
我が航海はそれを実証する旅なのだ』
この漫画、ジャストタイムで読んでいたわけではないのですが...また、多分当時の自分には理解出来ない内容であったと思われますが、その後21世紀となり、いまから5年ほど前〜あらためて読み、非常に驚き、感銘を受けました。
その時期、ひょんな出会いで知遇を得た中丸薫さんとなんらかのソウゾウしようと思っていた時でした。彼女がこの漫画どう思われるのだろうかと全冊贈りました。結果、残念ながら彼女とのクリエイトはカタチになりませんでしたが、、、
アニメ化もされたのですが未完。
『地球のことは
海から解決するほうがいい』
そして本年とうとう実写化されました。
『人間は 夢を見る事が出来ます
あなたも私と同じ夢を見ればいいのです』
監督は「水曜日が消えた」「ハケンアニメ!」の吉野耕平さん。
1979年、大阪府生まれ。
CMやMVを中心に実写からアニメーション・CGまで幅広く制作。
ハリウッドでは小規模な作品を2~3本作っていた新鋭の監督がいきなりビッグバジェットのプロジェクトに抜てきされることよくありますが、今回、長編三作目にして吉野さん、プレッシャーも大変だったのではないかと推測いたしますが、堂々とその大役こなしました。
王道のエンタメ作品、次作もありそうな予感、楽しみです:)
『世界平和のために日本が何をなさざるべきかではなく
何を積極的になすべきか語り合いたいのだ』
この夏から秋にかけ気なったこと...TVない生活30年以上、ニュースもバラエティもCMもその電波から一切触れない生活をしていますが、このドラマ、どういうわけか気になりネットで鑑賞「VIVANT」、そしてこの作品の実写映画化。
そして時同じくして具体的に動き始めたありそうでなかった真正面ど真ん中の響きを持つ「日本保守党」。
それぞれ別々のモノコトですが、それらに共通したテーマというかそれを言葉にしたコトダマオトダマは「ニホン=ヤマト」...なんとなく、日本人の精神的な目覚めを促しているような〜
二極での争いに明け暮れる歴史を持つ地球人類社会に「東洋」でもなく「西洋」でもなく、またその両方を消化吸収した上で存在する唯一の「和のアイランド国家」はこの激動の時代にまさしく、何をなすべきか?
あらためて課題をそれらは与えてくれました。