第20集：「またこの季節がやってきた！」

（１）魂の赤
草木、花々は知っています、季節の移り変わりを。
またこの赤い花を見ることになるでしょう。
余りにも見事なので、これは人の魂ではないかと思ってしまいます。
お彼岸に魂が、この世とあの世を行き来するがごとく。

写真転載複製厳禁
場所：下田市高馬の自宅付近
日付：2019年10月3日
データ：Nikon D700, f5.6, ss 1/400

（２）赤の変容
彼岸花の赤色と言っても、色んな種類があるのが分かります。
白い彼岸花もあるのですが、オレンジっぽいのや白とピンクが混じったものなどなど。
赤色と決め込んでいた彼岸花も個性があるんですね。

写真転載複製厳禁
場所：下田市高馬の自宅付近
日付：2019年10月24日
データ：Nikon D700, f5.6, ss1/400, ISO 800

（３）孤独の赤
河川敷を散歩していると、緑色のススキの葉っぱの間に、一輪だけ赤い彼岸花が咲いているのを見つけました。
雨が降り続く中で、ひっそりと・・・。

写真転載複製厳禁
場所：下田市高馬の稲生沢川河川敷
日付：2019年9月29日
データ：Nikon D700, f5.6, ss 1/500, ISO 500

＊岩崎 努 プロフィール
1963年4月生まれ。京都市出身。
上智大学文学部哲学科卒業後、出版社勤務、水泳のインストラクターなどを経て、同志社大学大学院文学部西洋史科に入学。
在学中に、イタリアのペルージア大学付属機関「古代社会研究所」に籍を置き古代イタリア民族「エトルスキ」の文明研究を続ける。
帰国後、病のため研究を断念、2013年11月に下田市に移住。
2016年に下田市の「第4回下岡蓮杖フォトコンテスト」にてグランプリを受賞し、写真家の道を歩み、現在に至る。