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YAJIN LENS by 岩崎努

第11集:「夏祭りだ!」その2

(1)これぞお神輿!
下田八幡神社例大祭のお神輿は、800㎏はあるというとても重い神輿。
近年では、担ぎ手の中老も高齢化してきていて、下田以外の町から応援も駆けつけての巡行となっています。
ホイッスルの調子と拍子木の調子が鳴り出すと、体の奥から何か凄いエネルギーが湧き上がってきます。
町中は3部に分割されて、それぞれの部所の奉仕者がこのお神輿を交代で担ぎます。
どうですか、あなたも!いい汗かきませんか?
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写真転載複製厳禁
場所:下田市の街中
日付:2018年8月14日
データ:NikonD700 f7.1 ss 1/400 ISO 100


(2)港町のお祭りだ!
8月14日の第1日目のお神輿の巡行が終わると、仮宮と呼ばれる場所にお神輿が安置されます。
そこは、稲生沢川の一番河口の河岸端に位置し、まさに港町にふさわしい光景が見られます。
巡行したお囃子衆のかき鳴らす音色を聴きながら、お神輿を見ていると、幸せのありがたさを感じてきます。
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写真転載複製厳禁
場所:下田市町中(稲生沢河口河岸端)
日付:2018年8月14日
データ:NikonD700 f7.1 ss 1/125 ISO 1600


(3)クライマックス!
祭りのクライマックスは、宮入!
神社の入り口で、お神輿を神社の中に入れようとするお神輿を担ぐ奉仕者。
まだまだ、中に入れぬとする神職と執行部。
この駆け引きが、とてつもないエネルギーを発して、観るものを興奮の渦の中に引き込みます。
かつては、このようなやり取りが、朝方まで続いたと言われています。
作家、三島由紀夫氏が惚れこんだだけはあります。
百聞は一見に如かず〜是非ご覧あれ!
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写真転載複製厳禁
場所:下田市八幡神社
日付:2017年8月15日
データ:NikonD700 f5.6 ss 1/25 ISO1600


岩崎 努 プロフィール
1963年4月生まれ。京都市出身。
上智大学文学部哲学科卒業後、出版社勤務、水泳のインストラクターなどを経て、同志社大学大学院文学部西洋史科に入学。
在学中に、イタリアのペルージア大学付属機関「古代社会研究所」に籍を置き古代イタリア民族「エトルスキ」の文明研究を続ける。
帰国後、病のため研究を断念、2013年11月に下田市に移住。
2016年に下田市の「第4回下岡蓮杖フォトコンテスト」にてグランプリを受賞し、写真家の道を歩み、現在に至る。
344513050_809874237191773_284151678235558685_n.jpgのサムネイル画像

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