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本日の一枚

『ゴールデン・カップス』『ゴダイゴ』じゃなくて『ミッキー吉野』!!!

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ME AND'70s
:ミッキー吉野


「1970」(幻のソロ名義LP作品/完全未発表音源) ゴールデンカップス在籍時の1970年。
作曲/ミッキー吉野(ハモンド、クラビネット)、編曲/佐藤允彦、ドラム/猪俣猛、ベース/寺川正興、ギター/水谷公生、パーカッション/川原直美...JAZZ/ロックの垣根を越えた豪華布陣にて録音されながらも未発表のままだった、正真正銘のミッキー吉野初ソロ・アルバム。
幻のマスターテープをなんと38年ぶり奇跡の発掘!ニューロック/ジャズ/モンド/ラウンジ/サイケ...貪欲なまでに多彩な音楽性を飲み込みながら強靭なリズム感覚で各楽器がせめぎ合い、あの時代の世相と混沌をサウンドに塗り込めた驚愕のクオリティ。

「1975」(ミッキー吉野グループ/スタジオセッション録音/完全未発表音源) 1975年10月に都内スタジオで録音されたデモ演奏の模様を収録した"ゴダイゴ結成夜明け前"とも言うべき貴重なマスターテープを初公開!
ミッキー吉野(キーボード/リード・ボーカル)、タケカワユキヒデ(ボーカル・コーラス)、スティーヴ・フォックス(ベース)、浅野孝己(ギター)、原田裕臣(ドラムス)、テリー・シガノス(作詞/ボーカル)...ほぼ初期ゴダイゴにあたる驚愕の参加メンバー!
ミッキー吉野がゴダイゴ結成当初に思い描いていた「ローリング・ストーンズ×ウェザー・リポート」というサウンド・エナジーをまさに具現化したようなコシのある骨太セッション!

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*TAO LABより
このアルバムはその二作品のカップリング!
DISC1:ゴールデンカップス在籍時の幻の初ソロアルバム「1970」...カップスメンバーは参加せず、今でいうクロスオーバー的な面子によるセッション。ミッキーさんこの時、若干18歳。
DISC2:敬愛する長谷川和彦監督の第一作品「青春の殺人者」で、このアルバムが使われてました〜ゴダイゴ...お茶の間に愛される前、なんといっても1st「ゴダイゴ(新創世紀)」が一番好きですが、さらにその前、メンバーはゴダイゴと大きく重なりますが、「1975」はプレゴダイゴともいってよい作品。なるほど、1stはここから生まれたのですね〜個人的には好みです。

*ミッキー吉野
1951年 - 神奈川県横浜市に生まれる。4歳からクラシック・ピアノを習う。
1966年 - バンド「ミッドナイト・エクスプレス・ブルース・バンド」(のちの「ベベス」)に参加
〜メンバーは竹村栄司(ヴォーカル CHIBOさん)、陳信輝(ギター)、林恵文(ベース)、ミッキー吉野(キーボード)、 アッチョン・チャイ(ドラム)、テッド・ローバー(ギター)
その後の活動は皆さん、ご存じのように今に至るまで音楽家として大活躍なさっています。

余談ですが、SNSでお伝えしたように伝説の本牧不良ミュージシャンの竹村栄司 = CHIBOさんを主役に戦後の横浜を舞台としたトッポい書籍を作家山平重樹さんと再来年刊行に向け、動きだしました。

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