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本日の一枚 本日の一冊
フランス〜感性の女流ピアニスト〜グリモーが紡ぐ、過去と未来を繋ぐ音の結晶。
マインドフルネス、音楽による瞑想への誘い。過去と未来を繋ぐ、儚く透き通る音の結晶。常に知的且つ直観的な独自のコンセプトでアルバム制作をしてきた現代屈指のピアニスト、グリモーの2018年の作品。
サティ、ドビュッシー、ショパン、シルヴェストロフという感性溢れる4人の繊細な作品を編み上げ、前作『ウォーター』でも取り上げたニティン・ソーニーの作品で終止するどこかで聞いたことのある懐かしさを感じさせながら、そこから新たな感動に誘う美しきアルバム。
*TAO LABより
ニティン・ソーニーが昔から大好物で彼を通して知ったエレーヌ・グリモー。フランス出身のピアニスト。
1969年、仏のエクサン・プロヴァンス生まれのピアニスト。9歳からピアノを始め、13歳でパリ音楽院入学。15歳でラフマニノフの「ピアノ・ソナタ第2番」でCDデビュー。87年、カンヌのラ・ロク・ダンテロン・ピアノ音楽祭出演。
その後、バレンボイムに招かれパリ管との協演で高い評価を獲得。世界の一流オーケストラと共演を重ね、フランスを代表するピアニストに。ドイツ・ロマン派音楽を得意とする。
大学で動物生態学を学んだこともあり、野生オオカミの保護活動にも積極的。優しい狼のような瞳がたまりませんね!
野生の調べ
ひとりの友だちもいず、校庭のすみにうずくまっていたあのころ、わたしの居場所はここではないどこか「よその場所」だった。自傷行為、強迫的整理癖、ひきこもり...。そうしてわたしは狼と出会い、いまここにいるべき理由を、見つけた。天才ピアニストの移ろいゆく精神の叫び。
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Nitin Sawhney&Helene Grimaud /Memory Echo
インドの血をひくイギリスのミュージシャンで、プロデューサー、DJ、作曲家のマルチ・アーティスト= ニティン・ソーニー による、彼自身の作品とサティ、ドビュッシー、ラフマニノフの作品のリミックスを収録した作品。
グリモーの2018年のアルバム『メモリー』収録曲のリメイクとオリジナル曲によって構成。
アコースティック・サウンド、エレクトロニクス、ミニマル的なリフなど、様々な要素の微妙なブレンドによって記憶(メモリー)のエコーとなって響く、クラシック音楽を現代の感性のフィルターを通してリメイクした非凡なアルバム。