MAGAZINEマガジン
TRIP*CLIP
2022-11-27 日本三景のひとつ宮島「厳島神社」
*TAO LABより
広島原爆ドームでの慰霊の続き、こちらに祈りと共に感謝お伝えしに来ました。
江戸時代のはじめ、全国を行脚した儒学者、林春斎が「日本国事跡考」において、卓越した三つの景観とした、日本三景。
松島、天橋立、宮島は海の青と松の緑が対象の妙をなし、その美しさは人々の心の琴線に触れます。 海に囲まれた国、日本を象徴するこれらの絶景は、まさに天が我々に与えてくれた自然の恩恵。
古き時代から数々の歴史の表舞台に登場すると共に、和歌や文学にも登場してきた日本三景。そのうちのひとつ、「厳島神社」。先日、広島原爆ドーム慰霊の続き、祈りと感謝を込め身体を運びました。
今回のスケジュールでは日曜日...とんでもないくらいの多くの方が参拝に来ておりました。国際色も豊か!まさにニッポンを代表する景観を世界中から体感しに。
海外、特に西洋文化で育った方はどのような感想を持つのか?興味津々です。
*海に浮かぶ「厳島神社」
厳島神社の主な社殿は、厳島の北部の有浦(ありのうら)と呼ばれる湾の奥に建っています。そのほとんどの部分は海の上に建っているため、潮が満ちるとまるで海上に浮かんでいるように見えます。
この神社の佇まいのコンセプト、最高センスよろしいかと。
というわけでいつ?だれが?等々調べてみました。
「神を斎(いつ)き祀(まつ)る島」という語源のように、古くから島そのものが神として信仰されていたという厳島(宮島)。その海上に神秘的に建っている嚴島神社。
嚴島神社は推古天皇元年(593年)、佐伯鞍職が創建。その後平清盛が、安芸守(あきのかみ)になったことにより、嚴島神社を厚く信仰。武士として初めて太政大臣となった清盛は、仁安3年(1168年)頃に現在のような寝殿造りの海上社殿を造営したといいます。その後、1571年に毛利氏によって本社本殿の改築や反橋や大鳥居の再建など大規模な修復が行われたそうです。
そもそも、嚴島神社は潮の満ち引きのある場所にわざわざ建てられたのでしょうか。宮島全体が神と捉えられていたため、木を切ったり土を削ることで「ご神体」を傷つけないようにと潮の満ち引きのある場所に造られたといわれています。
なるほど〜ミカラダ=土地(国土)に対するリスペクトなんですね!
日本の神さま、お酒好きですね〜お米、リスペクトでもあるんでしょうかね???
海の中にそびえたつ大鳥居は、どこか神々しく幻想的な雰囲気を醸し出しています。こちらの大鳥居は、奈良の春日大社や敦賀の気比神宮の大鳥居と共に「日本三大鳥居」に数えられています。干潮時には鳥居の下まで歩いていくことができます。