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本日の一冊
無料配布いたします〜数學者 岡潔 冊子『情と日本人』 一九七二年三月十二日 奈良自宅にて録音
*TAO LABより
2022年、"日本語脳シン・ショ"と題したシリーズをスタート、第一弾『日本人は救世主』が発刊される時と同じく、この冊子が発行されました。
タオラボブックスでは "日本語脳シン・ショ くらっしっく"(仮)と題して、今回、あらためてご案内差し上げる岡潔さん、残念ながら昨年2月に肉体を離れてしまった鈴木孝夫さん、現在94歳というご高齢ながら大変お元気な高橋巌さん等ご縁いただいた日本語脳の先達たちの未発表(原稿どういうわけか集まってきています)や絶版復刊や再編集もの、出せないかとハードルそれぞれありますが、アクション始めています。
出版社を造るキッカケとなった田中嫺玉さん翻訳の「神の詩」... まさしく、これも日本語脳の偉業だとあらためて。
私事を仕事へ、そして志事に... ブレない出版、引き続きチャレンジしていきます。
■ 『情と日本人』数學者 岡潔
一九七二年三月十二日 奈良自宅にて録音
今からちょうど50年前、有志の前で岡潔はこのように語り始めた...
『今日初めて聞かれる方もあるかもしれませんが、その方にとっては関係のないことだけど、そうじゃない方もおられる。で、そうでは無い方に対して、今日また同じことを繰り返そうと思う。
どういうことかというと、日本人は「情」の人である。人としてそれが正しいんです。そうであるということが非常に大事だのに、少しもそれを自覚していない。
日本人は情の人であるということを自覚するということが、今非常にしなければならないことであると本当にそう思うようになってもらいたいと思うんです。
〜中略〜
戦後、幸福ということをよくいう。世界のはやりに従って、日本はことにアメリカの真似をして、近頃の人は幸福ということをよくいうんですが、戦前は幸福などといわなかったものです。
幸福とはなにが幸福かということですが、これは知、情、意のうち「情」が幸福なんです。知が幸福だの、意が幸福だの、意味をなさない。
〜中略〜
こんなことをしてはいけないんだがなあと情の思うことを、知や意のすすめによってする。そうするといつまでも心がとがめる。これが情です。漱石の「こころ」もこれを書いている。
そうすると道徳とは人本来の情に従うことである。そういえると思う。また情というものがなかったら、道徳とは何かという前に、道徳というものが存在し得ないでしょう。人に情あるが故に道徳というものが存在し得るのです。
つづく...... 』
さて、いかがでしょうか?
つづきを読みたい方は無料でこの冊子をお一人様1冊、お送りいたします。
こちらから申し込んで下さい。
■ 『情と日本人』無料配布申し込みページ
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeRC-BNig_oEJQyCDKY_Xsn56J6h40I3HomtDSWu2CTKmckMw/viewform
なお、本冊子は無料ですが、ゆうメールにて、着払いで送らせていただきます。
その費用は201円(内訳〜基本料金180円+着払い経費21円)となります。
なおこの冊子を企画制作したのはこちらのお二人です。
横山さん、宮下さん、真にありがとうございます!
■ 横山賢二さん
数学者 岡潔思想研究会
■ 宮下周平さん
懐しき未来(さと)プロジェクト
自然食 まほろぼ
まほろぼ自然農園
岡 潔(おか きよし、1901年〈明治34年〉4月19日 - 1978年〈昭和53年〉3月1日)は、日本の数学者。理学博士(京都帝国大学、論文博士、1940年)。
奈良女子大学名誉教授。奈良市名誉市民。従三位勲一等瑞宝章。
■ 参考:TAO LAB MAGAZINEより
・ 日本民族の危機
・ 岡潔著作+関連図書
・ 「民族の危機」岡潔 解説:横山賢二
・ 「真我への目覚め」岡潔 解説:横山 賢二