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本日の健美

「十薬」とも呼ばれているドクダミで作る簡単&便利なドクダミチンキ

*TAO LABより
庭に咲く植物から作るナチュラル+伝統的な自家製枇杷の葉化粧水とともに自家製ドクダミチンキ、愛用しています。


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*ドクダミ
街中や家の庭先などそこら中に生えている「ドクダミ」。しつこく生えてくるドクダミは人によっては、邪魔な存在でも、私にとってはお宝のような存在。日本のどこにでも生えているので、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?

ドクダミは触ると、かなり独特なキツイ匂いがするのですが、これが苦手という方も多いのでは?私にとってこの匂いは無邪気に野山で時間を忘れて遊びほうけていたこども時代を思い出し、好きな香りなんです。で、このドクダミ、十の効能を持つことから「十薬」とも呼ばれてます。その匂い+成分には強力な抗菌・殺菌・解毒作用があり、そのためニキビ・吹き出物・肌荒れ・アトピー・シミなどの防止に効果があると言われています。

*ドクダミチンキってなに?
この初夏に花と葉を使ってドクダミチンキ作っていました。

ドクダミチンキとはドクダミをアルコール液に浸けて、有効成分を抽出したものです。このチンキがつくれるのは5月の終わりから、6月にかけての梅雨入り前だけ。ドクダミが白い花を咲かせたタイミングがまさにそのときです。なぜこの時期なのかと言うと、花が咲く時期の採取が一番薬効が強いためです。その花と葉を使います。そして一度つくってしまえば長期保存(常温で1年〜約2年)保存ができます。

そしてつくったチンキは、化粧水をはじめとするスキンケアやボディケア・飲み薬・かゆみ止など使い方は多岐に渡ります。

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*ドクダミチンキの作り方
(1) ドクダミをよく洗い、軽く干して水分をとります。
葉を取り分けて洗い、新聞に広げて水分を飛ばす。茎ごと吊るし干しにしてもよい。ドライにならないように、干しっぱなしには注意
(2) ガラスビンは煮沸消毒しておきます。
(3) ビンの中にドクダミの葉を、また花を入れ、かぶるくらいのアルコールを加えます。
(4) 作成から2週間は毎日ビンを振り、なじませます。
(5) 1カ月寝かせたらできあがり。
(6) コーヒーフィルターなどで漉して、冷暗所で保管します。
* アルコールはエキス抽出だけでなく防腐も兼ねています。35度以上の焼酎や、40度のウォッカがお勧めです。

ドクダミ花.jpgのサムネイル画像

*ドクダミチンキの活用方法
<化粧水>
チンキを精製水で薄め、お好みでグリセリンをいれれば化粧水の完成!美白効果もあるのでとってもおすすめです。

<入浴剤>
身体を温めたり、炎症を取り除く効果があるので疲れたときは入浴剤として。お好みの量を湯船に入れて使います。

<足のむくみとり>
血行を良くする作用があるので、バケツにお湯をはって10mm程度原液を入れれば、足湯ん早変わり。

<うがい薬>
喉が痛いとき、ドクダミチンキを数滴垂らせば喉を殺菌してくれますし、お水に落とせばうがい薬としても活用できます。

<かゆみ止め&虫よけスプレー>
ドクダミチンキの原液を蚊に刺されたところに塗れば、患部を殺菌して炎症を抑えてくれます。また、スプレーボトルに入れておけば虫よけスプレーにもなるんです!

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