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オダワラ興味sing!sing!選曲リスト

Vol41 2021-09-08 ゲスト:平田大二さん

選曲とともにゲストのセレクトお二人目です。
先月の藤原直哉さんとともに、ぜひ、お呼びしてお話を伺ってみたかったこの方〜神奈川県立生命の星・地球博物館の館長をなさっている平田大二さんです。
こちらの博物館は小田原市にある自然科学系の博物館で「地球及び生命の営みに関する資料の収集、保管及び展示並びにこれに関する調査研究、情報提供等を行い、県民の学習活動を支援すること。」を目的に神奈川県が設置・運営を行っています。

This IZU.』というキャッチで現している伊豆富士箱根西湘伊豆諸島小笠原をエリアとした故郷の「環境(社会含む)保全」「文化(暮らし含む)育成」、さらにそれによる「観光(生活含む)経済」への寄与を目的とした活動をする上で、まさしく足元である大地の生い立ちや歴史を知り、記録、伝えること...そんな試みの一環でもあります。

では、二回目、ご一緒に楽しみましょう〜:)

平田大二1.JPG

今回はビートルズを彷彿させるこの2曲を

*一曲目

ジャスティン・ヒースクリフ(喜多嶋修+吉野金次) / Life 
〜1971年に発売された『ジャスティン・ヒースクリフ』。
喜多嶋修さんは、実は極めて音楽性の高かったGS「ランチャーズ」出身。ちなみに喜多嶋修さんは、あの元女優の喜多嶋舞さんの父である。彼女の母は内藤洋子さん。ご家族はアメリカで生活しています。
一方の吉野金次さんは、スタジオエンジニアでビートルズ好きが高じてなんとイギリスまでいってビートルズが使ってたスタジオにもぐりこみ、この様子をつぶさに記憶し日本に帰ってきたという強者。後日談としてこのアルバムを聞いた細野晴臣さんが痛く気に入り、はっぴいえんどの2ndアルバム『風街ろまん』のエンジニアに抜擢、あの名盤誕生の裏にこのアルバムが絡んでいるのである。
このふたりの共通点はなんといってもビートルズ。
そのビートルズ好きな二人のコラボで生まれたのが、この知る人ぞ知るアルバムです。
喜多嶋さんはその昔、三浦光紀さんと当時は珍しかったベジタリアンレストランで食事中、遭遇。旧知の間の彼らの対話に参加させていただいた想い出も。あと、石川さゆりさんと日本の心を歌う『童〜わらし〜』というユニークなアルバムを作っていますね。


*二曲目

ゴダイゴ / 想い出を君に託そう 
1976年発売の1stアルバム『新創世紀』から。ゴダイゴはこれとセカンド『DEAD END』が好きですね〜今でも。1975年の秋から開始された本作のレコーディング・セッションは当初タケカワユキヒデの2作目のソロ・アルバム制作としてスタートしたものだったが、タケカワの非凡な才能に着目したミッキー吉野は"GODIEGO(ゴダイゴ)"という名を冠したグループを始動させることを決意。スティーヴ・フォックス、浅野孝已、浅野良治らとともに完成させた本作がゴダイゴのファースト・アルバム『新創世紀』として世に出ることになったそうです。
このアルバムの曲を使った同年の映画、長谷川和彦さんの第一回作品『青春の殺人者』水谷豊+原田美枝子主演のATG作品にも超渋れたなぁ〜撮影当時、長谷川監督が30歳、水谷さんが24歳、原田さんはは17歳でした。原作は中上健次さん。舞台に伊豆下田も使われています。この映画完成するまでの道程はぶっ飛んでいて、現場にいた方たちにとっては大変な思い出となっただろうと推測します。が、だからこその伝説の1本〜貫くということは生半可ではありません、リスペクト!


さてさて、今回の選曲、いかがでしたか?

引き続き
Let's enjoy the music 〜:)


...番組の感想やリクエスト等、送っていただけたら幸いです。
fmo@fm-odawara.com

*YouTube
著作権の関係でトークのみの録音
https://youtu.be/hZgNFERGI3g

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