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本日の一冊
こんなお金の使い方出来るなら、お金持ちになりたいなぁ:)〜オラクル創業者ラリー・エリソン
*TAO LABより
ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、オラクル創業者のエリソン氏の純資産は約750億ドル(約7兆8000億円)と世界11位の富豪で、ハワイ諸島で6番目に大きい島であるラナイ島の98%を所有。島はほとんどエリソン氏の高級ホテルとリゾート資産によって占められ、同氏は3000人の島民の雇用創出を中心的に担っている。
最近、リベラル=グローバリスト=コミュニズム=中国という全体主義に乗っ取られているカリフォルニア。そんな状況を踏まえ、多くの企業がカリフォルニアから移転している。オラクルもその1つ、本社をカリフォルニア州レッドウッドシティーからテキサス州オースティンに移転したことを発表していた。で、エリソン氏はというと〜「テキサス州に引っ越すのかどうか、多くの問い合わせを受けた。答えはノーだ。ハワイ州に引っ越し、ビデオ会議アプリのズームの力を借りてラナイ島で仕事をする」と説明した。
ラナイ島
ラナイ島(Lanai Island)は太平洋、アメリカのハワイ州に属する島。
ハワイ諸島の中心部に位置する火山島で、面積は364.0km2。最高峰はラナイハレ山である。島の愛称としてパイナップル・アイランド、プライベート・アイランドなどと呼称される。これは、かつて世界のパイナップル生産高の20%を占めるほどのパイナップル産出島であったことや、島の98%をアメリカの商事会社キャッスル&クックが所有していたことなどから付いたニックネームである。
キャッスル&クック社は、ラナイ・シティに「ザ・ロッジ・アット・コエレ」島南端のマネレ・ベイに「ザ・マネレ・ベイ・ホテル」という豪華なホテルを建設、観光振興を図った。現在、両ホテルはフォーシーズンズホテルとなっている。
2012年6月、オラクル・コーポレーションの創業者ラリー・エリソンは、キャッスル&クックが所有していたラナイ島の土地をすべて金額未公開にて購入した。これにより、島の土地の98%はラリー・エリソンの持ち分となり、残る2%が国有地となる。ラリー・エリソンはこの島を持続可能な開発のモデルとして有機農場などとして開発し、作物を日本などに輸出する構想を持っている。
島のほぼ中央に位置するラナイ・シティに住民のほとんどが居住している。島内には病院と学校が一つずつ、ファストフード店、信号は一つもありません。
約3200人が暮らすラナイ島は、ハワイで最も小さな"人が住んでいる島"で、穏やかなビーチ、起伏に富んだ地形、高級リゾートが揃っている。エリソン氏が「プラマ・ラナイ(Pulama Lanai)」という開発会社を通じて、サステナビリティー(持続可能性)に取り組んでいる島でもある。
これ以降、エリソン氏はオアフ島からラナイ島に客を運ぶために格安航空会社「アイランド・エア」を買収する(その後、同氏は経営権を売った)など、ラナイ島を観光地にするために取り組んできた。
また、ラナイ島をウェルネスの理想郷にしたいと考え、テスラのソーラーパネルを動力源とする水耕農場と高級スパを中心とした「センセイ・リトリート」を立ち上げた。センセイの目標は、人々がより長く、健康に生きるためにデータを使うことだ。
「センセイ・リトリート」には「センセイ・ファーム」という広さ2万平方フィート(約1860平方メートル)の水耕栽培用の温室が2棟あって、テスラのソーラーパネル1600枚を動力源としている(エリソン氏はテスラの取締役の1人だ)。この温室で育ったトマトやキュウリは、「センセイ・リトリート」にあるレストラン「Nobu」で使われている。
「センセイ・リトリート」は、ラナイ島の中心部ラナイ・シティにある。このリゾートを訪れた客には、カスタマイズ可能な体験が提供される〜客は滞在期間のからだとこころの目標を設定し、スパは客の睡眠、栄養、血流をチェックする。
Whoopとの提携によって、客はセンセイ・リトリート用にカスタマイズされたWhoopのフィットネスバンドを使って、自身のさまざまな数値を追跡できる。これは「Optimal Wellbeing Program」と呼ばれている。
「センセイ・リトリート」に到着する前に、客はオリエンテーションを受け、滞在中の予定を組む。客の目標設定を手伝うスペシャリスト「センセイ・ガイド」とのセッションも料金に含まれている。
「センセイ・リトリート」に到着した後は、120分間のマッサージや血液検査、運動、栄養、マインドフルネスを向上させるためのプライベート・セッションなどを受ける。
プログラムの一環として、ヨガやメディテーションのクラスも無料で受けられる。また、500ドルのクレジットが用意されていて、スパでのトリートメントやラナイ・アドベンチャーパークといったさまざまなアクティビティーに使える。
滞在は最短5泊からで、料金は1泊あたり1185~1715ドル(約12万5000~18万1000円)だ。
ハワイ諸島〜オアフ島→カウアイ島→マウイ島と訪ね、遊びまくり、ビックアイランド島でしばらく生活したけど、老後はマウイ島いいかなぁ〜:)なんて妄想してました。でも、こんな試みしているならラナイ島の住民にしてもらえたら面白いかなぁ〜と、ひとつ点の多い「夢」が膨らみました...
この雑誌でも取り上げられてますよ!
『GOETHE 2021年 10月号』