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オダワラ興味sing!sing!選曲リスト
VOL14 2021-03-03 ゲスト:平井丈夫さん
*今月のゲスト
ケントスコーヒー+小田原まちセッションズの平井丈夫さんです。
本日の選曲は平井さんのリクエストでもあります。
一曲目
高田渡 withキャラメル・ママ+矢野顕子 自転車にのって〈ファンキーヴァージョン〉
〜ベルウッドから1971年発表のファースト・アルバム「ごあいさつ」に収録されている楽曲「自転車にのって」。
再発盤にはボーナストラックでファンキヴァージョンが収録されています。今回はあえてこちらをご紹介。
参加ミュージシャンが、そうそうたるメンバー!
中川イサト(G)・鈴木茂(G)・細野晴臣(Pf、B)・林立夫(Dr)・矢野顕子(Cho)......
ベルウッド創立者の三浦光紀氏には公私に渡り可愛がっていただいていますが、このレーベル、「歌詞よし、演奏よし、録音よし、さらにジャケットよし」という四拍子揃っている恐るべき:)クオリティの名作ばかりです。
二曲目
岡林信康 withはっぴいえんど 私たちの望むものは
〜岡林信康「見るまえに跳べ」のなかの1曲。
日本のフォーク界の神様がデビュー前のはっぴいえんど(細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂)をバックに従えて、高まっていたロック志向を全面に取り入れた意欲的な大傑作セカンド・アルバム。ベルウッド、エレックとともに日本の三大フォーク・ロックレーベルとも言えるURCから1970年発売。ディレクターはジャックスの早川義夫。
岡林信康とはっぴいえんどの関係はボブ・ディランとザ・バンドとだぶります...フォークとロック、まだ垣根があった時代。上記三浦さんは「ベルウッドで作っている音楽のジャンルがフォークなのかロックなのか?」当時の会議で営業マンより問われたとき(レコード店でのジャンル別の棚に関係します)、アンサーとして「自分たちが創っている音楽はニューミュージックです」と答えたそうです。その後、70年半ば、このニューミュージックというコトバが市民権を得る。
現在、世界中の良質な音楽フリークたちに愛され始めたCity Popと呼ばれている和モノはこのニューミュージックと呼ばれていた音楽がルーツとなります。
...番組の感想やリクエスト等、送っていただけたら幸いです。
fmo@fm-odawara.com
*YouTube
著作権の関係でトークのみの録音です。
https://youtu.be/UXrAf2oKp-U