VOL13 2021-02-24

今月からゲストをお招きして、お話を伺っています。
第一回はアクト企画室代表　増渕正明さんです。

このお二人には20代前半、コロムビア時代に可愛がっていただきました。
申し訳ないけど、中にはジワ〜っと、もしくは、ヨッ！と痺れちゃう好きな演歌ももちろん、ありますが、基本、演歌はSOUNDが退屈で好みではないのは今でも...
今回紹介する楽曲はそんなんで演歌ではないですが、このおふたりの唄声と、、、なによりも人間性が大好きです。いまでも尊敬しております。

一曲目

都はるみ / 愛は花、君はその種子　
〜原曲はアメリカ映画『ザ・ローズ』（1979年）に主演したベット・ミドラーが唄った主題歌「ザ・ローズ」。
アニメ映画『おもいでぽろぽろ』（1991年）の主題歌として、同作の監督である高畑勲が訳詞した「愛は花、君はその種子」として日本語のカヴァーとして唄った。原曲も素晴らしいけど、このはるみさんのカヴァーも心打たれる素晴らしい楽曲かと。
はるみさんと公私に渡るパートナーである中村一好さん、そして作家の中上健次さんという強力な三人に連れられ、新宿二丁目の「近藤」という小さな店によく行ったこと...憶えています。このお店がまた、渋かった〜演歌のシングル盤が2〜3千枚ぐらいあり、それを一人で切り盛りしているこの界隈のオカマのボス・マスターのいかつい系の近ちゃんがとっかえひっかえかけ、彼ら4人のデープな会話を耳そばだてて伺ってました...20代前半の頃の話です。
またはるみさん＋一好さんは熱海に別宅を持っており、よく実家山田屋の製品を贔屓にしてくれていました。

二曲目

石川さゆり / 寝ても覚めてもブギウギ　
〜上記、中村一好さんとは石川さゆりさんのご縁で繋がります。彼は東大を出て演歌をやりたくてコロムビアに入った、当時、バリバリの有名ディレクター〜彼が美空ひばりさん、都はるみさん等とともにあらたに石川さゆりさんを担当することとなりました。そのときに、宣伝担当も変わることとなり、自分がどういうわけか担当することに。
さゆりさんは当時、まだ小さい娘さんがおり、営業でも1泊どまりしかスケジュール切れず。とはいえ、あらたなチームのもと、心機一転、ホリプロの担当マネージャーやスタッフの方とともにさゆりさん＆一好さんと新生石川さゆりとしてのプロモート兼ね、日本全国、旅をしました。結果、レコード大賞最優秀歌唱賞を「波止場しぐれ」でいただくことに。
今回かけるのはこの楽曲ではなく、この番組ならではの選曲ということで2017年『X-CrossⅢ』より、さゆりさんが細野晴臣さんと組んで作ったこの楽曲「寝ても覚めてもブギウギ」を送ります。さゆりさん、プライベートでは矢野顕子さんと相当仲が良い関係です。

さゆりさんやはるみさん始め演歌畑の方は歌唱力がもともとあるのでいろんなジャンルのいろんな方たちとのコラボ、個人的には大いに楽しみです。

...番組の感想やリクエスト等、送っていただけたら幸いです。
fmo@fm-odawara.com

＊YouTube
著作権の関係でトークのみの録音です。
https://youtu.be/u4cz7QS8X9w