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本日の一枚
Henosis
*解説
ユップ・ベヴィン、待望のサード・アルバム《ユップ・ベヴィン~ヘノシス Henosis》アルバム発売に先駆けてデジタル・リリースされた先行シングル『イントゥ・ザ・ダーク・ブルー』は、ユップが初めてエレクトロニクスを使用した楽曲で静かなブームを生んでいます。アルバム『ヘノシス』は、デビュー作『ソリプシズム』『プリヘンション』の2枚のピアノ・ソロ・アルバムに続く3部作の完結編となります。
ユップ・ベヴィンは「これは4年にわたる私の個人的な霊的・哲学的探求の旅の終着点です」と語っています。「答えはより内部にあると信じています。この旅はある意味、内面的な探索なのです。私の願いは、人が物事を正しいと認識するためにかかる数分、あるいは数時間を聴き手に提供することです。
『ヘノシス』ではミニマリストとしての作風を維持し、ロマンティックな技法を見せつつも、彼はこの作品で新たな領域へと歩みを進めています。アルバムは3部作の第2章『プリヘンション』で聴き手を残した所からスタートします。第1章の『ソリプシズム』は、自分と、自分以外との関係性を定義するような......言ってみれば「ひとり」の作品でしたが、第2章の『プリヘンション』は、もっとより多くの「集合体」としての人間と、現実との関係を描いていました。そして最終章となる今作の終着点は宇宙の広がりへと到達しています。
『Henosis』
Joep Beving
*ユップ・ベヴィン
新世代をリードするストリーミング・アーティストとして注目のオランダ人。今ヨーロッパ一の癒しのピアノと言えば、彼と言えるほど人気のコンポーザー。よどみなく紡がれた音空間は、幅広い人々の心を瞬時にとらえ、とてもリラックスできる瞑想的な音楽を展開。