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オダワラ興味sing!sing!選曲リスト
Vol2 2020-12-09
*TAO LABより
今回の選曲は個人的な音楽遍歴の思い出を重視、ちょうどこの3曲の存在が大きいので3曲選曲できるこの機会に。
邦楽=歌謡曲だった世界にあたらしい波=メイドインジャパンのカウンターカルチャーとしてのフォーク+ロックを届けてくれた曲をセレクトします。
下記、時代ではありますがお茶の間の主役であったTVを通して知った小学校5年+6年生の時の衝撃、いまだに忘れられません。歌謡曲も好きですが、フォーク+ロックは洋楽と思っていた自分が和モノを掘るきっかけとなりました。
*1曲目
出発の歌/ 上條恒彦と六文銭
〜1971年11月発売。同月、日本武道館で行われた第二回世界歌謡祭(ヤマハ主催)でグランプリ受賞。長髪・髭面・ジーパン=ヒッピーという出演者のなかである種場違いのスタイルの面々、とともにこの唄の若者ならではのロックっぽさと特に歌詞に自由を感じ、超やられました。
*2曲目
赤色エレジー/あがた森魚
〜1972年4月。発売日前後、本来なら子供が観ちゃいけない日本TVの11PM にハマってました〜数年前から個室もらい、そこに小さなTVをおいてたので、こっそり、じっくり観れたのです:)その番組にやはり長髪ひげは生えてなかったけどジーパン、さらに下駄!という出立で唄うあがた森魚さん。泣いてるのかなぁと思ったその歌声とともに、なんだか懐かしさとモダンを感じ、洋楽ではない和風でもこういうフォークでロック(今思えば、パンク!)な表現できるんだと超やられました。
*3曲目
ケンとメリー〜愛と風のように/BUZZ
~1972年11月。これは日産のスカイラインのCMで知りました。当時のCMは商品を売るという目的を超えた、生き方とか考え方に対するとても強い力を持っていました。このCMが描いていた世界とともにこの楽曲がドンピシャで。早く青年になり、おしゃれな彼女と旅したいと子供心に思った次第です。きっと、物理的のみならず精神的な旅人になってしまったのはこの曲の影響かと、超やられました。
余談ですが、この3曲を奏でた方、創った方、世に出した方、当人や裏方の方々とその後出会い、楽しく交歓させてもらってます。
...番組の感想やリクエスト等、送っていただけたら幸いです。
fmo@fm-odawara.com
*YouTube
著作権の関係でトークのみの録音です
https://youtu.be/GAihzg8rnao