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本日の一枚

MA

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*TOWER RECORDS ONLINEより編集転載
フリー・フォークからサイケデリック・ロックまで縦横無尽にミュージック・シーンを駆けめぐり、唯一無比の存在感を放つ、オーガニック・サウンドの貴公子、「デヴェ様」ことデヴェンドラ・バンハート。最近では画伯としても活躍している彼の最新作が到着した。

ニュー・アルバムのタイトルはシンプルにも思える『MA』。ノンサッチへ移籍してから3作目となる本作で描かれているのは、"大いなる母子の愛"。無償なる母の愛、育てたいという欲求、母から子へと受け継がれる智慧、母と子の関係を築きたいと願う気持ち、そしてその絆が崩れた時何が起こるのか――本作には、これらのテーマが時には直接的に、時にはおかしなほど遠回しな形で描かれている。 「『MA』は母性に捧げられているんだ」そうデヴェンドラは本作について説明する。「"MA"という言葉が、僕たちが生まれて初めて発する声と最期の時に発する声のとても良い候補であること、そして色々な言語において「母親」を意味していることに気付いたことから、このアルバムのタイトルは生まれたんだ」また彼は、こうもコメントしている。「近しい友人が親となる年代に入ったけど、自分は親になっていないし、これからも親になるかも分からない。だからこの作品は、自分が子供に伝えたいことを表現している。自分が親にならなかったとしても、自分が子供に伝えたいこと全てを込めたアルバムを作ったんだ」

〜中略

長年共に仕事をしている音楽的同士、ノア・ジョージソンと二人で作り上げた本作は、国境を越えた一つの音楽旅行でもあった。短期間のアジア旅行のあと、京都の古寺にある特別な空間に招かれ、レコーディングを行ったことから始まり、アメリカのロサンゼルスにある64サウンドやシーホース・スタジオ、そしてビッグサーにあるアンダーソン・キャニオンでのレコーディングに続いた。そしてこれまでのデヴェンドラの作品同様、今作もまた、国境やジャンルといったものから解き放れた作品が並んでいる。ウェールズのシンガー・ソングライター、Cate Le Bonが「Now All Gone」でバック・ヴォーカルとして参加している他、デヴェンドラの愛する友人であり、師でもあり、またミューズでもあるブリティッシュ・フォーク・レジェンド、Vashti Bunyanが「Will I See You Tonight」で彼とデュエットを披露している。「Vashtiは、"母"の原型であり、僕の人生にとって最も重要な人物の一人だ。彼女と一緒にこの曲でデュエットしたのは本当に素敵だったよ」そうデヴェンドラは語っている。

Ma
Devendra Banhart


Abre Las Manos


Kantori Ongaku


Will I See You Tonight? (feat. Vashti Bunyan)

*TAO LABより
日本語がタイトルとともに歌詞の中で使われているKantori Ongaku..."Country Music"を日本語でローマ字表記で表したこの曲は、YMOのメンバーでもある細野晴臣へのオマージュとのこと〜全体的にもどこかしら、70年代の日本のニューミュージックと言われていたシティーポップの無国籍な楽園SOUND世界を感じさせてくれる、お気に入りの一枚となりました。

*おまけ
デヴェンドラ・バンハート 日本愛溢れるプレイリスト
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やっぱ、センスいいわ!!!!!
http://www.billboard-japan.com/special/detail/1815

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