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連載

本日の一本

女王トミュリス 史上最強の戦士

*あらすじ
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歴史上最も強く美しい双剣の女王トミュリスVS最強ペルシア帝国!

紀元前550年ごろ、少女トミュリスは中央アジアの草原地帯で家族と共に暮らしていたが、ある日、マッサゲタイ族の長である父と家族を殺される。やがて成長して力を蓄えた彼女は散り散りになった臣下を束ね、新たな仲間たちと共に家族を殺した相手に復讐(ふくしゅう)を果たす。トミュリス率いるマッサゲタイ国は繁栄し、少しずつ領土を広げていくが、大国アケメネス朝ペルシアのキュロス大王が、トミュリスに配下になるよう脅しをかけてくる。

*作品
ナショナルジオグラフィックによる"歴史家に聞いた史上最強の女性"で名前が挙がった女王トミュリス。紀元前550年頃に実在した中央アジアの遊牧民マッサゲタイ族の女王で、容姿端麗、頭脳明晰、カリスマ性を持ちあわせていたとされる。ギリシアの歴史家ヘロドトスが記した『歴史』でその名が知られ、後世ではルーベンスやモローといった画家や芸術家がトミュリスの逸話の魅かれ題材にした。そんなトミュリスの激動の生涯と地球上で初の規模となる異民族間の激しい戦いといわれ、当時、世界の半分を征服していたアケメネス朝ペルシアのキュロス大王を破った伝説の戦いを描く。空前絶後&前代未聞の壮大なスケール、刺激的&ブルータルな見せ場の連続に驚愕必至!

監督
:アカン・サタイェフ
出演
:アルミラ・ターシン、アディル・アフメトフ、エルケブラン・ダイロフ、ハッサン・マスード、アイザン・ライグ

*TAO LABより
初カザフスタン映画。
紀元前の物語であり、ヘロドトスの創作という説もあるが、単純に物語としても映画としも楽しめました。現在のカザフスタンとはイコールではないが、中東というよりはアジア遊牧民を感じさせ、衣装やセット、暮らしぶりや儀式、コミュニティの機能等、映画なので歴史的に正しいのかどうか、わからないがイスラム教以前のネイティブな雰囲気を感じさせてくれました。

*余談
カザフタンはここです。アジアとヨーロッパの交差点でもあるこのあたり、旅をしたことなく、東ヨーロッパともども訪ねてみたいものです。

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国旗がイカしてたのでアップしておきます。
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カザフスタンの国旗は、1991年のソ連解体後、カザフスタン共和国として独立した際に制定された。青地は空、中央の金色(実際の旗には黄色が用いられるが、法律上は金色と規定されている)は32本の光を擁する「太陽」と翼を広げて飛ぶ「鷲」(ステップ・イーグル)を示す。左端にはカザフ人の伝統的な文様が縦に配置されるが、これは鷲の翼と雄羊をモチーフにしたものである。青地はまた、この地域のテュルク系諸民族を示し、彼らの間では青地は宗教上特別な意味である神の存在を象徴するが、現在ではカザフスタンの広い空と自由を象徴している。
...とのこと。
イスラム圏の国旗は「月」を象徴的に使ったりするのが多いが、この国は「太陽」をチョイス、なんでだろう?興味深いですね。

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