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本日の一枚
Transparent Water
『Transparent Water』
Omar Sosa and Seckou Keita
*intoxicateレビューより
キューバ出身の人気ピアニスト、オマール・ソウサと西アフリカの伝統的民族楽器コラの奏者、セック・ケイタとの双頭リーダー作。アフリカン・パーカッションが一定のリズムを刻み、美しいアンサンブルが繰り広げられる《Dary》から始まり、コラとピアノによる叙情的なデュオ《In The Forest》へと続く。極上の美旋律に加え、時には琴や笙(雅楽などで使われる管楽器)の音色が、幽玄な世界観を投影する。息を呑むほどの幻想的な美しさは、どこか時空を越えた精神世界へと旅立たせてくれるような、荘厳な雰囲気さえ漂う。徐々に躍動感を増していく楽曲の流れも素晴らしい。
(C)栗原隆行
OMAR SOSA & SECKOU KEITA - DARY
OMAR SOSA & SECKOU KEITA - In The Forest
OMAR SOSA & SECKOU KEITA - FATILIKU
*TAO LABより
このアルバムタイトル「トランスペアレントウォーター」とは?
「無色透明な水」という意味ですが、さらに調べてみた。
「無色透明な水」ですが、水の中には動物バクテリアやグリーンウォータにいる植物バクテリアがすんでいます。
透明な水=トランスペアレントウォーターにする一番のポイントはろ過バクテリアと呼ばれる存在です。ろ過バクテリアはグリーンウォーターになる原因の元となるエサの残りや魚の排泄物、死骸、水生植物の用土などを分解してくれ水を綺麗にしてくれます。
水が透明な状態なら水棲生物が元気でいられる環境ではありません。透明な水でも問題の場合があります。それはろ過バクテリアが定着していない状態、容器の立ち上げ直後や飼育水を大量に換えた場合、水棲生物を過密で飼育していた場合やエサをあげすぎた場合などです。
ろ過バクテリアは水棲生物の視点で言いますと有害な物質を無害な物質にしてくれます。ろ過バクテリアが定着していない状態ですと水は汚れていきますが、見た目が汚れる場合なら、わかりやすいのですが、透明な場合もあります。それは、有害な物質であるアンモニアが蓄積している場合です。
アンモニアは本当に見た目がわからないので、ある日突然、たとえば水槽の中にいるメダカがバタバタと死んでいきます。アンモニアが蓄積して処理されずに残っており致死量を超えたのです。
ろ過バクテリアが定着してくれれば、透明な水を保つことができます。
〜なるほど、、、前に飼っていたメダカがある日、大量に亡くなってしまったのはこれが原因か...
このアルバムの音色から彼らが意図する世界をことばによりあらためて知りました。
共生により生まれる清らかな次元
ミクロからマクロまで調和を奏でている世界
OM SHANT SHANT SHANT