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本日の一枚
Chinoiseries
今回は10年ほどまえに手に入れていたコレを。
ヴェトナム系パリジャンのビートメイカー、オンラーのビート・アルバム。
「ディグの精神」、「未知の音楽への探求心」〜 共鳴します。
『Chinoiseries』
ONRA
*TAO LABより
今から10年ほど前、2007年のこのパート1から始まったこのビートアルバム・シリーズは、彼がDJやショーで訪れる世界各地でレコードをディグし得た収穫でもって紡ぎだした、膨大な手間暇と情熱のかけられた作品だ。中国をはじめアジア周辺各国の歌謡曲や民謡と思しきミステリアスなサンプリング・ソース、意味不明な怪しい声ネタを、ゴールデンエラ流儀のカット&ペースト、チョップ&フリップにて見事ドープなヒップホップ・ビーツへと昇華。相変わらずの耳の良さと秀逸なプロダクション・スキルで、ビートアルバムながら抑揚のきいたアルバムとなっている。
昔からチャイナ系の旋律音色にはなんだか切なくキュ〜ンと惹かれてしまう〜過去生関係するのか???音楽アルバムというよりはSOUND ARTとして楽しませてもらっている。ないすせんす!
*シリーズ作
『CHINOISERIES PT. 2』